電子書籍と文庫本

 最近、再び文庫本を持ち歩くようになった。資料などで嵩張る鞄からなるべく荷物は少なくしたいのだが、読みたい本はやはり持ち歩いてしまう。アドエスで読める電子書籍T-Time Viewer でひたすら読む。でも、足りない。
 そこで常に思うのは、電子書籍が充実してきたとはいえ、やはり大量に裁けないものはどんなに価値があっても電子書籍化にはまだまだ遠い。
 20年以上の愛読書がいくつもあるが、これはどう探しても電子書籍化されていない。もう、自分用のみのテキストデータにしてしまいたいぐらいなのだが、そのような時間は読むことに没頭したい。
 文庫本も昔と違い良い値段になった。電子書籍のほうが安いことが多い。
 なおさらに、「隠れた名作」は紙のまま貴重になっていくのだろうか。